livingroom diary

愛されるアラカンをめざしてw

会社の整理

味気ない話題なので、もう旬が終わってしまいましたがタケノコご飯の写真だけ…


ブログはお気楽中高年ライフですが、たまには終活・老活っぽい事も記しておきましょうか。


コロナ禍で緊急事態宣言中ですが、私の周辺はある意味怒涛の日々です。
そのひとつが、義父が設立した小さな会社を畳む事になり、身内として毎週のように駆り出されていることです。


私は経理人間なので、長年義父の会社の帳簿を付けて来ました。任されるきっかけは、夫が銀行から呼び出され、義父の会社の借金が一向に減らないので、夫まで呼び出される羽目になった事でした。


それまで、どうも義父は毎月のように銀行に出向き、時には義母も呼び出されていたようです。夫が呼び出された時は、私は次女を出産して間もなくで、ちょうど義実家に泊まり込みでお世話になっている時でした。義実家の居間で、夜遅く帰宅した夫が、
「俺、父ちゃんの会社の借金の連帯保証人になってた…すっかり忘れてた」


うぇっwww何それwww聞いてないがwwwウケる


っていうか


聞 い て ね え !!でしたけどね。
夫は思わず「離婚しようか…」と言ったんですが、いやいやいや、今まさに産まれたばかりの子がここにいるんだが??ていうか聞いてないが??は?何それ??と、パニック状態でした。


それから、夫自身も自営なので、私は半年の産休後仕事に復帰し(当時は夫の職場にフルタイムで通ってた)、月に2度程度義父の会社に通って、経理資料を預かって来て家で帳簿をつけていました。借金は大体1億3千万辺りを行ったり来たりしていて、手形(一括で返す)で借りた借金の返済期限が迫ると、新たに借り、証書借入(月々払って返す)の残高が減って来て、やっと利息が減って来てホッとする間もなく、また新たに証書借入をする、という絵に描いたような自転車操業でした。


当時、夫の仕事は独立したばかりで先行き不透明、自営なのでやろうと思えば際限なく仕事があり、さりとてスタッフを雇える余裕も当時はなく、土曜日も子供を義母に見てもらって仕事に行ってました。そんな中で一向に減らない義父の会社の返済表を毎月見る羽目になり、その事ばかりではないですが、土日も子供スポーツの面倒見に駆り出されているうちに、突然電車に乗れなくなるというパニック障害になってしまったのでした。


この話は長くなるのでまあ…昨日も、閉鎖に向けての書類整理に行ったら、その銀行関連のファイルが出て来たんでつい思い出しちゃいまして。


義父は言動や顔に出さないものの、長年ずっと資金繰りだけに苦労してしまったせいか、本来の仕事に戻れず、スタッフに全て依存しながらも管理がほとんどできていなかったらしい。らしい、というのは、最後になって色々とボロが出て、調べるほどに間違いが見つかったり、放置しまくってしまっていた問題が出て来て、何故こんな事をしていたのか、何故平気でこれを放置していたのか…という事が次々と出て来ているからです。


それも、一つひとつ片付いて行くでしょうし、目指した期限には全て解消されるはずで、期限があるからこそ、本来の仕事もしながら休日に片付けに行く事が出来る訳ですが、夫が今結構心身ギリギリな状態なのが心配。


今回、お世話になっている弁護士先生も毎週のように会社に来て下さり、自ら古い雑誌を紐で束ねたりしてくださっているのですが(*_*; 先生もそこそこお年らしく、いやぁ、自分の引退の事も考えないといけないんだな、と思いますね、と話して下さいました。


夫も、元社員さんから勤務状態や、給与の間違いの事であれこれ詰められているらしく、義父に問い質してもほとんど憶えていなかったり、やったつもりだったりと頼りにならず、高齢になるとここまで判断出来なくなるのか…とショックを受け、自分の引退年齢を決めないといけないんだな、と言ってます。


私も、今は更年期が終わって逆に心身スッキリして、40代の頃より良いのでは、と思えるくらいなんですが、衰えは否定できません。


人間、いずれは死ぬわけですが、その話題はどうしても避けがちだし、考えないといけないなぁ、と思いながらも、家族をはじめ他人から言われるのも、言うのも憚られるので、自分自身がそれを進めないといけないんだな、と実感する日々です。


余談ですが、義父の会社の借金はアベノミクスで救われました。
連帯保証人制度の実質上廃止、保証人や保証料を取らないで運転資金が借りられる政策金融公庫の設立、公共事業の復活と、会社にとってありがたい政策が次々と打ち出されました。なので私は安倍さんが大好きでしたし、ニュースにならないところで頑張っている政治家や官僚を鬱屈のはけ口に叩く傾向は今でも好きではありません。コロナ禍で、不満もなくはないですが、文句を言ってる人の言葉ほど簡単ではないと思うので、粛々と自衛するのみです。


てなわけで、GWも片付けで終わりそうですw