livingroom diary

愛されるアラカンをめざしてw

「パラダイムシフト」

ゆう

というウエブコミックがリツイートされてきて、一気に読んでからまた再読してました。

結構前に描かれたものだったんですね。


私も、10年前にパニック発作を起こし、今は快速程度なら乗れるようになりましたが、特急電車は今も乗れません。
このコミックに出てくる、自らの精神疾患を治さないと決めている洋介のように、私も治す気がないのかもしれないなぁ、などと思っているところ。


パニックで処方された薬はやはり睡眠薬と抗うつ剤で、あー私やっぱり鬱なんだな、と思ってました。最後に治してくれる先生が、鬱もパニックも皆同じ原因で不安である、と言っているのも理解出来るし、アドラー心理学の本、NLPの本、私も読みました。というか、皆基本的に辛いからワンダリングするんですよね。


今はベンゾ系ではない睡眠薬を、半分に割って飲む程度になりましたが、その半分になってからが長い。ですがちょうど先週、ある出来事があって以来、もっと減らそうと思いました。


このコミックの主人公は男性ですが、同じ著者が妊娠体験のコミックを描いていて、そっちの方が先みたい。
いかにも体験談的な形式で描かれた主人公は誰の事なんだろう?と思ってましたが、やはりEMIさん自身の体験談のようで、コミックの間に書かれたブログに、ご自分の体験談を重ねてました。

その中に、コミックに出てくる催眠療法士の先生の本の紹介があって、あのマエダ先生はそのまんま「前田先生」でした。

うーん。この先生は本物だとは思いますし、EMIさんも広告として描いているようでもなく、というより割と治療の手の内をコミックの中でバラしてしまっているところもある気がして、いいの?と思いながら読んでました。


NLP関連は怪しい人もチラホラいるのを知ってしまったので、今は少し離れています。言葉は良くないですが、洗脳とか、教祖とか、そういうのと背中合わせだと感じています。もちろん、真摯な人もおられるのは間違いないとは思います。料金が高いのも、それだけ時間をかけてくれたり、そもそも医療行為ではないので保険がきかないからですし。


ともあれ、「パラダイムシフト」は、主人公が自分で少しづつわかっていく、わかって行こうとするところと、誰のせいにもしないところが良かったですね。私もそうありたい…


読んでいて思い出したのは、数年前に亡くなられた作家の夏樹静子さんが書いた「腰痛放浪記 椅子が怖い」。

あらゆる医療を試しても腰痛が治らず、自殺まで考えた夏樹さんが、もう何にも期待出来ないとヤケ半分で始めた入院絶食治療(当時は「心身症」と言われた精神疾患の治療)が劇的に効いたというドキュメンタリー。


「パラダイムシフト」のように、貧しくギリギリの状態で治療に通う描写も真に迫るものがあるが、この本は逆に世離れした感じの「セレブ」っぷりがあちこちに描かれていて、こんな恵まれた人でも死にたくなってしまってしまうのか、と、環境=幸せではないという事も気づかせてくれます。また、著名な作家なので、腰痛に悩んでいると話が伝わると、医師だけでなく霊媒師や不思議なパワー持ちの人が次から次へとやって来るのも、今のコロナ禍の中で学ぶところがあるように思えます。


何を読んでも、


「不安は自分が作っている」≠「気の持ちよう」


という事は、心理系の本を読むとわかって来るんですが、それを実感できるまでは相当にハードルが高いんですよね。これも決めつけですが「どうせまたダメだろう…」という気分が染みついてしまってる。


EMIさんの「心の話」にある三大欲求の話は面白かったです。私は「合理欲求」というものが強いんだろうと思います。そりゃー、子育てしながら働いて、妻だの母だのアシスタントだのの役割を求められたら、病みますわ。笑